- 更新日時:2015/12/22 (火) 9:57
- 安全教育研修会
県内3地区で「安全教育研修会」を開催 ~災害・事故発生の予防を目指して~
安全教育研修会の目的は、「災害・事故の発生を予防し、事故が発生しても被害を最小限にとどめることができる基本的な課題について研修し、PTA活動の円滑化を図るとともにその課題について、積極的に取り組み解決しようとする資質を養う」ことです。本年度は上市・滑川・立山地区、高岡地区、小矢部地区の3会場で開催しました。
はじめに、親子安全会のあゆみと事業内容、各種手続きについて説明がありました。
次に、日本赤十字社富山県支部の救急法指導員である坂井繁之さんに、応急処置についてお話ししていただきました。PTA活動等で重大な事故が発生した時のために、心肺蘇生の仕方とAEDの操作手順について、DVDを見ながら学びました。
最後に、「とっさの手当が命を救う」の問題にチャレンジして、事故発生時の正しい対処方法についても学びました。
この研修を通じて参加者は、最悪の事態を回避し、救命率を上げるには、「一次救命処置」が重要だと認識しました。
上市・滑川・立山地区
日 時: | 平成27年7月11日(土) 15:30~17:00 |
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会 場: | 上市町文化研修センター 3階 |
参加者: | 77名 |
高岡地区
日 時: | 平成27年10月1日(木) 19:00~21:00 |
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会 場: | 高岡市役所 8階 |
参加者: | 93名 |
小矢部地区
日 時: | 平成27年10月19日(月) 19:30~21:00 |
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会 場: | 小矢部市津沢コミュニティプラザ |
参加者: | 28名 |
安全教育研修会開催地区(上市・滑川・立山、高岡、小矢部地区)の単位PTAに、安全会より『スマホ対応ラジオライト』を配布いたしました。 |
3会場での質疑応答 Q&A
○日赤救急法指導員の坂井繁之さんが、救命救急に関する質問に応えてくださいました。
Q:自分の子供が出血したときもゴム手袋をするなど、自分が感染しないような処置や手当てをしたほうがよいですか?
A:感染予防とは、自分自身が感染しないことと他者に感染を広げないことが基本原則なので、手当の際には、清潔なガーゼや包帯、ゴム手袋などの使用とともに、事前事後の手洗いを励行してください。
また、救助者が感染予防具を装着することにより、精神的な苦痛の軽減が図られると思われます。
Q:ペースメーカーを装着している人にAEDを使用する場合、どんなことに気を付ければよいですか?
A:埋め込み型ペースメーカーの多くは、鎖骨下近くの皮下にあり、視覚でも触知でも機器の存在を確認することができます。その際には、AEDの電極パットは機器の真上には貼らず、数センチメートル離した場所に貼ってリスクを軽減してください。
Q:AEDに寿命はありますか?
A:AEDには耐用年数がありますので、メーカーや販売業者に確認してください。
また、点検担当者を配置し、AED本体に異常がないか、バッテリーや電極パットの使用期限を定期的にチェックしてください。
点検を怠ったためにAEDを使用することができなかった事例もありますので、日頃からご準備ください。